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2017年12月某日
ぐっすりとは眠れなかったけれど
朝から個室のシャワーが浴びれる。贅沢。
髪を洗いながら、
2週間後には、この髪の毛ともお別れか。
寂しいなぁ。
ずっと、ずっと、抗がん剤なんだもの。
死ぬまで、髪がないなんて・・・。
贅沢だけど、気が滅入ってくる朝シャワー。
富ヤン先生が来て、
入院した時の検査データの結果を教えてくれた。
肝機能が悪い。
炎症反応の値は下がっていたけど
CA15-3の値は600を超えていた。
腫瘍マーカーが短期間ですごく上がっている。
一週間に一回くらいある39.0℃くらいの高熱が
今までのパターンでは、そろそろ来るはず。
発熱前の筋肉痛や関節痛のつらさを
先生に直に伝えられるかもと、心の中で思っていた。
実は発熱を繰り返す間、私はムーミンパパ先生の指示で
入院前に2週間ほど抗生物質の点滴を受けていた。
高熱による体力の消耗や、
弱っている肝機能の低下を防ぎたい。
そんな風に理解していた。
でも点滴を毎日しているにもかかわらず、
やはり高熱が出て、激しい寒気と関節痛。
私は、点滴が効かないことにがっかりしていた。
「せっかくしたのに…。39.0℃出ました。」と
ムーミンパパ先生に報告した。
すると、ムーミンパパ先生が
「つまり、細菌感染性の熱ではないんだ。
もし細菌感染であれば、抗生物質が効くからね。
その場合は、まずはどこかにある感染源を何とかしなくてはいけない。
なぜかと言うと、抗がん剤には併用してプレドニンを使うんだけど、
プレドニンの使うことで細菌感染が悪化することがある。
それを見極めたかったんだ。
今までの高熱は癌によるものだった可能性が高いね。
安心して、抗がん剤をすることができることは良かった。」
私はいつも、ムーミンパパ先生の説明に感心する。
11月に10年ぶりの再会をしたばかりの弟に
多発転移の報告をすることは心苦しかったが、
「あした、お見舞いに行こうかと思う。」と連絡が来た。
昔の自分だったら、「あまりに遠いからいいよ。」と断ったと思うが
来てもらうことにした。
滅多に会えないし。
来てくれるなら、主人にも休みを取ってもらおう。
夕方に訪室してくれた富ヤン先生に
「明日、△△県から弟が来るんですが、主人も呼ぶので
病状の説明を家族にしてもらえますか?」と頼んだ。
「わかりました。明日は手術日なので、
時間が遅くなるかもしれませんが、何時来られますか。」
「○時~□時頃まで、居られると言っていました。」
「手術が終わるギリギリかな。でも、何とかなると思います。」
かなり頼りにならない受け身の主人と、
遠くて頼れない弟ではあるが
私が居なくなった後の子どもたちのことを頼まなくては…。
しっかり病状を知ってもらうことは
いい機会かもしれない。
ついつい何でも自分でしてしまう私。
退院したら家族が分かるように、
身辺整理をしなくてはと、
気持ちばかりが焦る、入院2日目だった。
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