ヨーロッパ 4歳と14歳で生きようと思った。
さて、前回まではローマの遺跡を巡ったが今回はローマ街を観光して行こう(^◇^)
ホテルを出てローマの玄関であるテルミニ駅の近くを通り抜けて行くと通りの正面に尖がり屋根の建物が見えて来た
これはサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂(ローマ大聖堂)でローマのカレドラーレ(大聖堂)であるがローマでは大聖堂の事をドゥオーモとは言わないのだ入場料無料
この大聖堂は紀元431年に聖母(マリア)崇敬が始まったのを記念してローマ教皇(ローマ法王)シクトゥス3世が命じて建てた大聖堂でその後、幾たびかの修復や改築が行われて現在に至る
大聖堂から突き出た鐘楼は1377年に増築されたもので高さ75mあってローマでは最も高い鐘楼だ
さて、後で巡る事になるが皆さんもご承知のようにローマ市内にはカトリックの総本山であるヴァチカン(ローマカトリック総司教庁)がありそこにはローマ教皇(ローマ法王)が住んでいるのだが実は中世にイタリア中部全域が教皇領であった時代はこのサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂がローマカトリックの総本山であった
このサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂は【偉大なる聖母マリアに捧げられた聖堂】と言う意味を持っておりローマ教皇が建築を命じた4大バジリカ(ローマ様式)の中のひとつで世界中にある聖母マリアを祀った大聖堂の総本山である
内部に入ると見事なバシリカで身廊とイオニア式の円柱によって分けられた側廊によって構成されている3廊式
見上げると金色で装飾された見事な格子天井にはミサにまかれる真夏の雪と言われる白い花びらが描かれている
真夏の雪と言うのはこのサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂に纏わる伝説で、真夏のエスクィリーノの丘で雪が降る場所に建てよ!との聖母マリアのお告げ通り西暦356年8月にこの教会の建っているこの場所に雪が降りその奇跡の地に建てられたそうな
最奥の主祭壇の前には天蓋に覆い被さるように建っている
※天蓋(てんがい)と言うのはもともとは祭壇を保護するための覆いであるが聖堂建築においてはオブジェとして進歩し祭壇の前や周囲に置かれてる☆
主祭壇には絵画キリストの誕生、そのうえのドームの部分(後陣)にはモザイクで聖母マリアの戴冠が描かれている
主祭壇の下は半地下のような地下があってそこにはこの大聖堂で最も貴重なイエスの誕生の時に使ったとされるかいば桶の木片が治められている(白い矢印の先)
これがその木片が納められたアークと言うべき聖櫃でなんか森永エンジェルパイのイラストみたいな取っ手が付いてるww
アークって言うと宗教違いだがスリランカのキャンディにあるダーマーリガーワ寺院で見た釈迦の仏歯を収めた舎利容器もあったが神は違えどアークだな
ダーマーリガーワ寺院の記事はこちらから⇒
クロス部分にあるクーポラ(ドーム)の天井画もお見事の一言に尽きる
クロス部分から左右に突き出してる袖廊にもイエスの誕生が描かれたステンドグラスが飾られている
列柱によって分けられている側廊の天井も金色だ
バロック様式の大聖堂にしてはスッキリとしたデザインだったが世界中にある聖母マリアを祀った教会の総本山でありかつてのヴァチカンであったと思うと壮厳だ( ゚∀゚ )
そしてこれはサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂のアプス(裏面)にあるエスクィリーノ広場で真夏の雪が降った奇跡の場所にオベリスクが建てられている(・∀・)
さて、次は一旦テルミニ駅に戻ってメトロに乗って観光スポットが密集するエリアのフラミオ駅にやって来た
メトロ1回乗車:1・5ユーロ(約200円)
雲助は7日券:24ユーロ(3100円)
この周辺はバブイーノ通り、コルソ通りと言いとても賑わっており多くのショップやバーが並んでいて観光客もこの界隈をそぞろ歩きしている
やって来たのはポポロ門
古代ローマ時代の城門があったところに1475年に新たに再建された門で当時のローマのメイン的な出入り口であった
門を潜るとポポロ広場がありポポロとは市民を指しこの広場は古代から交通の要衝で【全ての道はローマに通ずる】の言葉通り古代の西側世界の道はこの広場に通じていたのだ
広場の中央に建つオベリスクは紀元前10年にローマ帝国初代皇帝アウグストゥスによりエジプトのヘリオポリスから運ばれて来たラムセス2世のオベリスクで高さ36・5mでポポロ広場のオベリスクとそのまんまの名前で呼ばれてる
広場の南にある双子教会は向かって左のサンタマリア・イン・モンテサント教会と向かって右のサンタマリア・デイ・ミラーコリ教会と言うそっくりな教会が並んでいるのだがこの日はサンタマリア・デイ・ミラーコリ教会は完全に修復工事中だった
致し方ないのでネットの画像を借りるが本来このように左右対称のそっくり教会が並んでいてここはローマの休日のオープニングでも使用されている(^_^)
向かって左のサンタマリア・イン・モンテサント教会の中に入ってみたが双子教会は外見はそっくりでも内部はそれぞれ個性があるそうな入場は無料
今度は広場の東に来てみるとナポレオン一世の像がある
このナポレオン像はフランス革命以後、敵対関係にあったローマ・カトリックとフランスであったが1801年ナポレオン一世と時のローマ教皇であったピウス7世との間に政教条約が結ばれた事を記念して建てらたそうな( ゚∀゚ )
今度は内側からみたポポロ門で外からとはまた違う雰囲気がする
上の写真にも見えているがポポロ門の右にはサンタマリア・デル・ポポロ教会があり11世紀に市民の募金によって創建された教会である入場無料
ローマはさすが古代の民主主義国家だけあってポポロ(市民)と共にあるのだな・・・
古代の他の地域は専制政治であり君主と民などと言うものは絶対支配者と奴隷、家畜のような関係だったのに既に現代並みの権利を与えられていたローマ市民はなんて幸せなんだろうと思ってしまう(^~^)
寄付はそうした権利を与えられたローマのポポロからの感謝の念なんだろうな
内部には超有名なカラヴァッジョの祭壇画などがあるが撮影禁止なのでネットの画像を貼って置くね( ̄▽ ̄)
次にやって来たのは世界的に有名なスペイン広場だ
写真左に階段が見える
正面に回ってみるとこれがスペイン階段
階段手前にあるのはジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作のバルカッチャの噴水で階段の上にはトリニタ・デイ・モンティ教会がある
が、スペイン階段は雲助が訪れた時には工事中で進入禁止となっていた
スペイン大使館の近くにあったためにスペインと言う名が付いたらしいがこの階段はフランスの外交官の寄付で賄われたがスペインに美味しい所を持って行かれたな
この場所を世界的に有名にしたのはやはりオードリーヘップバーンのローマの休日でこのスペイン階段でジェラードを食べるシーンは有名である(*^o^*)
階段の上にあるトリニタ・デイ・モンティ教会にやって来た
この教会は16世紀初頭のフランス王ルイ12世によって建てられた教会で二つの塔を
つのはフランシス・ゴシック様式でパリのノートルダム大聖堂の原型になった教会としても知られている
内部は白を基調にした小ぶりな造りの教会でフランス語の表示が目立つ入場は無料
スペイン広場の一角には聖母マリアの塔がある
またの名をイマコラータ碑と言い高さ15m程度で建築家のルイージ・ポレッティーによって設計されたものだ
塔の袂には2体の彫像があり12月8日の聖母マリアの誕生日にローマ教皇がこの像に花輪をかける行事が有名だ
ふっと見るとスペイン広場には多くの大道芸人が・・・
あれっこいつ浮いてる
\(゜□゜)/
こいつは顔がない透明人間
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
どーなってんの
これ人形じゃなくて本物の人間なんだけど、いやなんつーかレベル高いって言うかさすがローマは大道芸人も恐るべし
さて、スペイン広場から南下するコンドッティ通りには多くのブティックやカフェなどが建ち並び大いに賑わっている
コンドッティ通りにあるのが世界最古のカフェと言われるアンティコ・カフェ・グレコでギリシア人が始めた事からギリシアの意味でグレコと言うそうな
グレコって言う名前のカフェは日本にもあちこちにあるけどみんな世界最古のこのアンティコ・カフェ・グレコの真似をしてるんだな~
カウンターで立ち飲みも出来るが歩き疲れたので奥の席へ
アイスコーヒーとティラミスを所望したがさすがに高い
アイスコーヒーとティラミス:14・8ユーロ(約1900円)
それにしてもさすがローマは見どころ一杯で歩いてるだけで目移りしてしまってなかなか前に進めないがブログも一杯になってしまったので続きは次回と言う事で
さて、ローマには多くの不思議なパフォーマーが居たが実はヨーロッパには結構ストリートパフォーマーが居て行きかう人々を驚かせているんだがでもどうなってるんだろう
それではネタあかしの動画を観て頂こう
↓ ↓ ↓
分かっちゃうとなーんだって感じだけど良く考え付くよね
それにしても今日日の大道芸はもはやマジック級でひと昔前なら完全に超能力者扱いだけどこれ見てると超能力者ってやっぱマジシャンかなって思う
其の578終り
いとしさと切なさとヨーロッパ


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