不安定でオシャレ度アップ
初演時、キャストの組替えによる入れ替えなどもあって。なかなか興味を惹かれる面白い出来の作品だったという記憶があります。
景子先生はフィッツジェラルドが、お好きなんでしょうね
デビュー作は星の王子様を題材にとったことが知られていますが、今はそう珍しくない多重構造劇で、登場人物と語り手がリンクしながら物語が進み、初見の時、「こりゃフィッツジェラルドじゃん」と思いましたから(そう思った人は少なくないはず)ラスパを観て、イカロスは、ラスパの習作だったのではないかと感じたものです
ま、そもそも「華麗なるギャッツビー」自体がフィッツジェラルドと妻のゼルダが濃く投影されていますから、それに触発された多重構造劇を創れば、この作家のことがいろんなことでリンクして面白くなるものだと思います。
イカロスでゼルダにあたる作家に愛される妻を演じたのは檀ちゃん。州一の美女にふさわしい美貌です
ゼルダに関しては月影瞳さんの一人芝居がありましたが、美貌と上手さが世間様にも通用するレベルの人が演じる説得力があります。
舞台は生ものですので、その時にいる役者で補わねばならないという現実はあるでしょうけれど、グンちゃんの様に多面的に演じてもキャラクターに齟齬が生じないのは、やはり美貌と上手さだと思います。
時に美貌は達者であるほど実力の評価の邪魔をするものなのでしょうか?世間様が観ても美しいといわれる相貌の生徒ほど、ヅカファンには、ストレートに綺麗と言われないことがあるように思います
グンちゃんのことは、私はお姫様的、姫役者であることは間違いなく、技術的にも穴が無くて、お顔も世間的美人です。ヅカファンが美貌の人として其れほど褒めそやさないのは、みどりちゃんの美貌がヅカファンに、それほど評価されないのと同じくらい謎です。
そりゃま、ヅカファン的に最も重要な頭身バランスを言ったら、グンちゃんは身が小さいですしみどりちゃんは最近の小顔系からしたらアレなんでしょうけれども。
今回主演した月城かなと君、端正な正統派の美人、個性的な美貌でないゆえに、美貌がやたらと前に出ません。
個性的な顔の方がヅカ化粧映えが強烈なため刺さるヅカファンが多いようですが、れいこちゃんのようなお顔は端正すぎて引っかからないのかもしれません。私は正統派のメンクイのため個性的なのより端正な方が好きです
れいこちゃんは、世間的な美人です。長身ですし、そしてなんといっても芝居にとても集中力がある
2013年まで、あんまり大したお役も付かず、何ができるのか不明に近かった状態で(評価しようにも芝居を観る機会が少なすぎる)
新公主演経験者が本役の役が新公で付いたのが、やっとこさ2012年末。
2013年、突然二番手が演じていた役が新公で付き、次の新公で主演。新人なのに中年のリーマンに違和感のない落ち着き(笑)
やっとお芝居を観る機会が出来たものですから・・・
まず新人で美貌なのに化粧がへんてこでない。
だいたい元顔が綺麗な生徒は瞳子ちゃんやちぎちゃんは例外として化粧すると変な顔になっているのは新人時代のあるある。なのに化粧が変じゃない
芝居の集中力のすごさ。緊張しているはずなのに、それを感じさせない器の大きさ、
そして音痴ではない。
一番最後には安どいたしました(笑)何しろ顔面がよくてもお歌がごにょごにょは本気で勘弁して欲しいので
なんか私、「明日トップスターになっても大丈夫な安定感」を感じてしまいました。
新人らしい初々しさがないとか、落ち着きすぎていて可愛くないとかそういうご意見もあるようですが
落ち着いている低体温動物でも、体のできていないへにゃへにゃ芝居や音痴な歌を聴かせられるより金払っても腹が立ちません。
顔もきれいですし、背も高いし、音痴じゃなくて芝居も上手い。顔が世間的な美人とは言い難かったり(宝塚あるある)歌や芝居、ダンスは抜群であってもヅカファンの好む体格ではなかったり、ちびだったり、そういうトップスターもいたじゃございませんか(私はスタイルはあんまり気にしないので、鬼のように気にするヅカファンのことがわかりません)
なのに、れいこちゃんは揃っているんですから、これは稀な素材ですよ。もっと下級生のときから役付きよくてもよかったんじゃないのと思ったくらいです
当時は今よりも音痴な路線のごり押しは(昔からですけれど)ままあったので、拍子抜けするぐらい当たり前にできることが、とてつもなく良い事のように感じましたね
スーツ物は長身という素材の良さ、そしてシリアスさに似合う隙の無い美貌、聞いてずっこけないまともな歌(こういう書き方しないといけない真ん中が存在することが情けないのであって、れいこちゃんように歌にストレスないことは本来は当たり前のことであってほしい)
当たらないはずがないです。
芝居のできる役者は、観客側の予測のできない着地点を見せる役者と、観客が望むとおりに演じて見せる役者と、二通りあると思います。
どちらも、とても難しい。前者はルックスにハンデある場合が多いように思います。
顔面とか背丈とか・・・ちぎちゃんやだいもんはまさにそのタイプ。観客が望むようにといいましても、背丈はどうにもできませんし。
保坂さんはあの御面体(いつかファンに殺される)でもそれをねじ伏せる歌唱力と演技力で着地点には驚かされてきました。
奇をてらったわけでもないのに着地点の意外性を感じさせるのは本当の実力が要ります
そして観客の望むとおりの芝居を見せる―これは素材の良さがどうしても必要です
この場面で美しくこう感じさせて欲しいと観客が望むときに、長身と苦悩の表情さえ美しい美貌、良く通る声、滑らかな歌唱、それが揃っていなければそもそもできません
手を伸べた先の相手役とそんなに変らない背丈だったり、ウットリ感をぶち壊す不安定な歌を聴かせられては、そもそも無理なのです
今回れいこちゃんが、観客をつかんだのは、よくわかります。
観客が望むフィッツジェラルドが、そこにいたからでしょう。そしてそれは現実の男よりも美しく、かといって白痴美ではなかった。
彼女の芝居は骨格がしっかりしているというか、意外性よりも楷書の演技の良さがあると思うのです
海ちゃんのゼルダ。
ゼルダは難しいお役です
まず、フィッツジェラルド以外の人間がゼルダに執心するとは思えないくらい魅力の薄い人物に感じます(かのレッドフォードの映画を見た男性のほとんどが「なんだこいつ」とデイジーのことを思うように他人から見たらそんなもん)
決して景子先生の描く女が「薄い」せいではなく、もともとこんな女ではねえ
これはデイジーも然り。そりゃゼルダを投影したのがデイジーなのでしょうがないですよね
それなのに真ん中として存在しなくてはならない。
本来はグンちゃんくらいの美貌の人が演じるべきお役
海ちゃんはお世辞にも別嬪さんではない
でも仕事ができる。芝居が上手い。勿論付随するダンスレベルの高さからくる体の表情、音痴でない。
とにかく、芝居ができるっていうのは、本当に大事。
劇団が宣伝したり、エキセントリックな演技で、ちょいとばかし観客びっくりさせて「上手い天才」ということになっているようなのとは違って、技術的な安定感があるっていうのは、男役にとっては一番いい相手役ですよ
ゼルダの難易度からいって海ちゃんがキャスティングされたのは当然だと思います。
初演時、かなみちゃんは上手かった。でもフラッパーのドレスを着こなすにはキビシイスタイルだったことは否めません
るいちゃん。ミア・ファローそっくりな容姿、フラッパーのドレス、激似合いすぎ(笑)
あのヘアアクセサリー帽子、タバコを吸う仕草、フラッパーだけは、るいちゃん似合う。他のどんな役をやっても踊ってもパンチがないし、歌も並みだし、ごつい体形で、芝居は素人の上手いのにも追いつかない感じだけれど、フラッパーさせたら見た目だけで場を制する(笑)
その上相手役がタニちゃんのときは、奇跡のケミストリーだもん、技術的にヘタレな二人が(もうほんとヅカOGと名乗ってほしくないレベルなんだけれど)並ぶと出来なさ倍増になるかと思いきや、
宝塚的白痴美を体現しているような(ほめてます)タニちゃんと、いつもはごつくて老け顔のるいちゃんが並んだ時、
タニちゃんは何だかしっかりして男らしく見え、るいちゃんはファニーな魅力が生きるという、組み合わせの妙を感じる二人でした。
私はどちらも金払って観たい役者ではありませんが、組み合わせることによってよく見える珍しい例だと思います
それがフィッツジェラルドとゼルダにリンクしても見え
祐飛君は、ご本人自ら「男役を演じるために生まれてきたような」というあの体格なのでそれはもうスーツの着こなしがため息物。
それにタニちゃんとの二択なら選択肢が・・・(おひ)上級生らしい男役の経験の積み重ねからくる身のこなし方がとても良かった。
私は下級生の頃の祐飛君の笑顔が可愛くてとっても好きで、可愛いけれどもへにゃへにゃダンスの祐飛君が大人になったなあと再確認できた作品でした。
たぶん景子先生は祐飛君の佇まいに深い魅力を感じていたんだろうなあと。
現実の登場人物とは違い(現実のフイッツジェラルドは晩年はヒモでしたからヅカ的には真ん中ではあってはならないシチュエーション)、舞台の上で宝塚歌劇らしく「もがいた時代の寵児」を任せられると思ったのでしょうね
宝塚で、あの時代を演じる、景子先生らしい調和のある色彩美術コスチューム、そして洗練された身ごなし
ちょっとアメリカンというには脂っこさや身体的ボリュウムには欠けるけれど、垢ぬけた洗練を感じる舞台は、お金をかけただけでは表現できないリッチさ、その時に時代に愛された空気感を感じる舞台。
これは歌が上手いだけではどうにもならない
今回、大変評価されたのは当然の結果でもあるように感じるし、宝塚歌劇団は興行を打つ時に、このように「ハズレ」なしと観客がブランドを信用できるような内容にしなくてはならないと思います。
というか
これでは期待できないっていうのが多すぎだったんですよ
習作でもよいものならいいんですが、習作からの進化、このように体系づけて観劇できる良い作品があると楽しいと思います
不安定 知ってる?聴いてる?アップルウェーブ
なかなか薄給OLには手が出せず・・
出せたとしても長続きしなそうなお値段
だけど!♡
その超高級化粧水と
同じ発酵化粧品なのにプチプラなのが
私も使っているなんです
スキンケアはずっとALBION推しでしたが
これに気づいてからは
乳液以外はに乗り換えました
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