図書館はじまったな

図書館はじまったな

図書館に重大な脆弱性を発見

これは今から約45年前、

私が中学生になったばかりの頃に起きた出来事です。

部活で使う道具を買いに行かされた私とI子

I子は部活で一緒になって初めて知り合った子で

部活の時以外は何も付き合いがなかったため

特に「変な子」といったような印象は持っていませんでした。

ところが・・・

目的地に向かって歩いていた途中

「そう言えばさぁ・・・」と振り返ると

今の今までいたI子の姿が影も形もありません。

え?

消えた?

まるで狐につままれた気分になって呆然と立ち尽くす私。

でも「いやいやあせる呆然としてる場合じゃないあせる」と思い

すぐにI子を探し回りましたがどんなに探してもI子は見つかりません。

当時は携帯などなかった時代だったので

公衆電話から学校に電話して

部活の顧問に「I子が突然いなくなった」と伝えると

「今から行くから待ってて」とのこと。

しばらくすると顧問と担任とI子のお母さんが

慌てて駆けつけてきました。

その3人に事情を詳しく伝え

私と顧問と担任とI子のお母さんの4人で

I子の大捜索が始まったんです。

でもどんなに探してもI子は見つかりません。

「もう警察に連絡するしかない」

誰もがそう思い始めたその時、

前方からトコトコ歩いてくるI子を発見!!

I子!!

みんな一斉に叫んでI子の元に走り寄って行き

何があったの!?

今までどこにいたの!?

と問い詰めると・・・

え?

図書館にいたんだけど?

図書館!?

だって図書館の横を通った時

読みたい本があったこと思い出したから

もうこの言葉に全員大激怒!!

特に「行方不明になる直前まで一緒にいた」という責任感に押し潰されそうになっていた私の怒りは尋常ではありませんでした。

何が図書館だよ!!

何が読みたい本だよ!!

ふざけんな!!

人がどれだけ心配したと思ってんだ!

このバカ!!

怒りのあまり号泣です。

そして「申し訳ございません」とやはり号泣のお母さん。

で、当の本人は?というと・・・・

みんなどうしたの?

どうしてそんなに怒ってるの?

と、お口ポカ~ン。

その態度に益々腹が立った私は

どうしたのじゃないよ!

アンタ頭おかしいの!?

みんな死ぬほど心配したのに分からないの!?

そう叫びました。

何で?

だって私図書館に寄っただけなんだよ?

だから「図書館に寄っただけ」って何なんだよ!?

だって私と〇〇へ●●を買いに行くために外出したんでしょ!?

なのに何で急に図書館に行くのよ!?

しかも私に何も言わないでさ!!

だって気が付いた時には

もうアキいなかったんだもん

もうアキいなかったじゃね~よ!

お前が勝手にいなくなったんだよ!

いい加減にしろ!!

そう言ってI子をぶっ飛ばしてやろうとしたんですが

お母さんが私とI子の間に割って入ってきました。

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ごめんなさい!

本当にごめんなさい!

私もいつも苦労してるんです!

「みんなに迷惑をかけるからそういう事をしたらダメ」っていつも注意してるんです!

でも何回注意しても全然分かってくれなくて・・・

そういうと地べたにへたり込んで号泣するお母さん。

さすがにその姿を見たら、それ以上怒る気にはなれず

「もういいです」

「先生、私今日はもう家に帰らせて下さい」とお願いし

そのまま自宅に向かったのでした。

私にとってこの一件は

あまりに理解不能であまりに不愉快だったっため

異様なほど大きなわだかまりとなってしまい

その後、I子の顔を見ることもI子と話すことも一切ありませんでした。

でも大人になった時、やっと分かったんです。

「そういう病気だったんだ」

って。

今ではもう誰もが知っている有名な病気(もしくは特性)ですが

今から45年前は殆どの人が知りませんでした。

当時、そういう事だということが分かっていれば

I子があんなにみんなから責め立てられる事はなかったと思います。

また、I子のお母さんがあんなに苦しむ必要もなかったはずですし

周りの人達もあんな不愉快な思いをせずに済んだはすです。

知らない
分からない
情報がない
って本当に恐ろしいことだと思わずにいられませんが
でも、「そういう病気やそういう特性を持っている人がいる」
ということが知られるようになった現代でも
「どの人が病気でどの人が病気ではないのか」
ということは素人の私たちには非常に判断がしにくいですし
「どの病気にはどういう特徴があって、どういう症状があるのか」
そして「そういった病気を抱えてる人に対してどういう接し方をしたらいいのか」
ということまできちんと知っている人は決して多くないように思うんです。
あれからI子がどういう人生を歩んでいったのか。
「どうか幸せに暮らしていますように」と願わずにいられません。

≪ママ友関連の話≫

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≪人気記事のご紹介≫

図書館の魅力って

ママ友に誘われファミレスにお茶に。

我が子Aは友人と図書館に行っており、夕方まで不在。BCを連れて約束のファミレスへ。
あまり時間はないし、お金もないが、仕事をしてないと人に会う機会はないのでなるべく誘われたら出掛けた。
ママ友の子供は我が子Cと同級生。
子供達だけで席をもらい、私と友人は2人で座った。
「で、あれからどうなの?」
心配してくれる友人の話と同時に私の後ろのテーブルの女性が、
「そうそう、彼氏の弟が離婚するみたいなの」
という話が聞こえてきた。
「え?弟まで?で、あなたは結婚どうするの?」
一緒にいた女性の相手が聞いてくる。
「したいなぁ、なんて思ってたよ。付合い長いし、私も1人でいるのは寂しいし。でも、彼氏のお母さんが話だけでも嫌なんだよね。彼氏も離婚させられて、弟も。弟が離婚したら二世帯の上が空いて弟が親と住むから、家賃いらないよ、だって!!」
しばらく聞き耳をたててた私と友人は目が丸くなった。
「何それ?同居絶対なの?いやだわ~」
「でしょ?弟の嫁が出ていったら親の面倒見る人がいなくなるって言うんだけど、そこに行ったら私絶対介護しなくちゃならないよね?!なんだか、普通に弟やお母さんの話するけど、後からいろいろ考えたら、ちょっと合わない家族かも、って。だいたいさ、離婚した家に住むのって縁起悪いと思わない??」
「アパート借りたら?」
「なぜかね~それをしたがらないのよ。空くんだから使えば良いじゃんって。だから、別れ時なのかな、って」
「弟のお嫁さんが離婚するのはお母さんが原因なの?」
「じゃない?彼自身も前の奥さんを追い出された、って言ってたけど……なんだか、それってさ、お母さんから奥さんを守れなかったのかな、って」
義兄①に彼女がいる、ってことは噂で耳にはしていたが会ったことはない。
話からして、どうやら後ろにいそうなんだが後ろだから見えない。
「弟さんが離婚しなかったら、家空かないからアパート借りれるんじゃない?」
「そうなの!二世帯だから面倒みなくちゃならないだろうし!同居はイヤ、って言ってるからアパート借りれるだろうけど……結局離婚したら、そこ住む話になりそう!!長男だし!」
「離婚しないかもよ」
「そうね、お子さん3人いるし、上2人は○小学校(私立)にわざわざいれてるからね。だけど、結婚は考えるわ。他探そうかなぁ~」
あぁ、顔が見てみたい。
トイレ行くふりして席立とうかな?と思っていたら、どうやら彼女の方に電話がかかり、
「やった!今から会おうって!」
「誰?」
「昨日飲んでた人!新しい出会い!!」
義兄①よ、また義母の話で彼女がいなくなりそうですよ。
負の連鎖………。
私の友人が、「お義兄さんって彼女いるの?」と。「いるらしいけど、会ったことはなくて。でも、たぶん、さっきの人??」話の内容からいって、私達のことだと確信した。
世間って狭い。
どこにでもファミレスで、偶然に同じ時間に背中あわせで座ることがある??
笑うことじゃないけど、笑ってしまう。
友人もこの偶然になぜか謝ってくれた。
また今日が始まっている。


図書館 関連ツイート

RT @navagraha_: だけど住宅事情はどうしようもないこともある。じゃあどうするか。これまでみんなどうしてきたか。図書室・図書館です。そこには生きてる書棚がたくさんあって、不特定多数につまみ食いされるのを待ってる。素晴らしい場所だ。それをツタヤに運営されてみ、あのざまよ
RT @nezerland3: やっと、、、完成しました(^u^)
図書館です!
大満足(*´▽`*)遊びに来てねー(^u^)

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