好きな呪文はザラキ。嫌いなモノは「大阪2日間のような女」です。
皆さん、こんにちは^^
不幸ぐせ解消家の神田裕子です。
人生でなぜか繰り返してしまう
嫌な行動をやめるお手伝いをしています。
大丈夫。きっとうまくいく!
先日、カウンセリングを終了した
クライエントちゃんが遊びにやって来ました^^
「先生!元カレのこと、
ふっきれたみたいなんです!」
「お~それは良かった♪だって新しい彼ができたものね。」
いや、本当にこれってすごいことなのです。
新しい彼と付き合い始めても
以前付き合っていた人への気持ちを語り、
さらにその人の写真を見るたびに
涙を流していたかたなので・・・
でもどうやって乗り越えたのかしら・・
現在の彼とののろけ話を聞きつつ、質問をしてみました。
すると現在の彼ともめたり、相手の親御さんと会ったリ、と
いろんなできごとを通して、彼との歴史が始まっているご様子。
元カレのことを考える時間が少なくなったからだと思いました。
ふと、マリー・ローランサン
の絵を思い出しました。
マリー・ローランサン(Marie Laurencin)は、
20世紀前半にフランスで活躍した画家・彫刻家です。
絵画の他にも有名な、こちらの詩があります。
『鎮静剤』(堀口大學 訳)
退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。
悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。
不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。
病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です。
捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です。
よるべない女(孤独な女の意)より もっと哀れなのは 追われた女です。
追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。
死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。
ローランサンは、モンマルトルにある
ピカソのアトリエで芸術製作をしながら、
詩人アポリネールと激しい恋に落ちます。
6年間付き合った後、
彼との恋は終わってしまいますが、
別れた後も彼らは文通をし続けました。
さらにその5年後、ローランサンは
ドイツ人男爵(とてもハンサムで遊び上手)と結婚します。
喫茶店でそのことを告げると
アポリネールはとても
ショックを受けるのです。
アポリネールも少しして別の女性と結婚するのですが、
すぐに病気で亡くなってしまいます。
この詩は彼の死を知らされた
1914年に書かれたものです。
この頃というのは、第一次世界大戦が始まり、
ローランサンたちも、結婚した6日後にサラエボ事件が勃発し
夫とともにスペインに亡命していました。
スパイ容疑をかけられ逃げ回るなか、
夫は酒浸りになり、ローランサンも
寂しい毎日を送っていました。
そのようなときに・・
どんな思いでこの詩を書いたのでしょうか。
最初は退屈、悲しい、不幸、病気までは
自分がどう感じるか、
という一人称のできごとです。
それが捨てられたり追われたりと、
誰かとの関わりの中の
苦しみに変わります。
そして最後に死・・と思いきや、
もっと悲しいのは
忘れられた女であるのです。
愛の反対は憎しみ、と言われるように、
うらみつらみがあるうちは、
まだ未練が残っている証拠です。
でも・・忘れる、はどうでしょう?
前出のクライエントちゃんのように
彼の写真を見ても何も感じなくなるというのは
心に相手の存在がないこと、
つまり死以上に
哀しいことなのかもしれません。
と感傷に浸っていると、クライエントちゃんが
もうそろそろ帰ると言い出しました。
彼女にとって、この恋を「忘れる」ことで
スッキリと前に歩み出したのです。
誰も責めることなどできません。
意外と、彼女をフッた元カレのほうが、
今でもまだ引きずっているのかも。
なんて想像の域を出ませんが・・・
さて、皆さんもこの詩を読みながら
「哀しみ」とは何か?について
考えてみてくださいね^^
★<ビジネス講座「人間理解の経営”楽”」>
大阪2日間集中講座開催予定!
4月15日(日)、5月19日(土)
■本講座内容は下記参照↓ ↓ ↓
★メルマガ登録はこちら↓
★オフィシャルブログはこちら↓
★オフィスレアリーゼのHPは↓↓↓
<読みもの>=======
★東洋経済オンラインニュース記事
★米山氏書評はこちらへ
★る~り~の大部屋「著者の本棚」 ♪
大阪2日間を楽天携帯ショップでポイント倍増
大阪2日間 関連ツイート
LUNATIC FEST.2018
6/23Ⱔ 2日間通し券(デザインチケットになります)
1枚
29𬀀円(チケット代のみ、送料込)
明日中なら京都、大阪周辺は手渡し可。
お探しの方リプまたはDMよりご連絡下さい。…